元不登校、現役大学生の雑記

自分の経験則を誰かの生活に役立てられるのではないかと思い、始めさせていただきました。過去の自分のように暗くて辛い生活で悩んでおられる方々の、一助となれば幸いです。リアルをお伝えできるよう心がけています。

完治と寛解に意味の違いはあるの?

こんにちは、お疲れ様です。

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はじめに

私が病院や精神科などでお世話になっていた頃、先生方は完治という言葉を避け、寛解、もしくは回復という言葉を使用していました。

これらに言葉の意味の違いはあるのでしょうか?

 

完治とは

病気やけがなどが完全に治ることをいいます。類語には治癒、克復 、快復 、平癒 、快癒、床上げなどが挙げられると思います。

例えば、インフルエンザウイルスに感染した場合は体内からウイルスを根絶させることが出来れば完治に値します。

また、外科手術も大変わかりやすい例だと思います。状態が悪い原因をつきとめて、外科手術にて問題を解消し、リハビリを経て元の健康体に戻ることが出来たらこれは完治と言えます。

 

 

寛解とは

一方寛解とはどう行った意味を指すでしょうか。一般的に寛解は、病気が一時的に寛(ゆる)くなり解けたような状態になることを意味します。

寛解とは、病気が完全に治った状態だと誤解されやすいです。しかし一時的に症状が軽くなったり消えたりしているのであって、治ったわけではないのです。

私がお医者様より受けた説明では、病気がある程度回復して自分が納得すれば、それは寛解だそうです。

以上の点を踏まえると完全に治ることを表す、「完治、治癒」という言葉と対比して説明する必要があるのではないでしょうか。

 

 

寛解の例

例えば、私にはまだ過敏性腸症候群の症状がありますが、以前よりも落ち着き、薬も要らなくなりました。わたし自身が「まあこんなものだよね」と納得し、これからも向き合っていく姿勢を選択した段階で、これは寛解だと捉えて良いらしいのです。

 

 

言葉の使い分け

完治と寛解、治癒と回復の緻密な言葉の使い分けはある程度重要だと思います。なぜなら問題が心にある場合、もしくは情報伝達物質やホルモンを分泌する脳にある場合、外科医院で解決できるような問題とは異なる点があるからです。それは明確な治癒、完治の基準が曖昧であるということです。

基準が曖昧であるということは、つまりその基準の決定権は自分にあると言っても過言ではありません。私の読んだ本に寛解とは、一種のあきらめの感情であると記してあります。この一文ななかなかショッキングで、強引なものではありますがイメージとしては近いと私は思います。

 

最後に

症状が同じ状態でも自分の受け取り方によって、寛解となる場合があるということが私の意見です。うまく病気と付き合っていくために、自分の状態を把握することは重要ですから、是非自分の症状と向き合って生活することをおすすめしたいと思います。

 

それではこの辺りで失礼いたします、お疲れ様でした🙆‍♀️✨