3年間苦しんだ過敏性腸症候群(IBS)が寛解した話
こんばんは、お疲れ様です♪
ここでいう寛解とは、完治とは異なる意味で使用しているので詳しくは以下の記事をご覧ください。
過敏性腸症候群とは
主として大腸の運動および分泌機能の異常で起こる病気の総称。検査を行っても炎症や潰瘍といった器質的疾患が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛とそれに関係する便通異常が慢性的または再発性に持続する機能性消化管疾患である。
20 - 40歳代に多く、ストレスの多い先進国に多い病気であり、特に芸術家など繊細で神経質な人ほどかかりやすい。一時的なストレスから発症することから神経症、うつ病の一種と考えられることもある。また、胃腸の身体的症状のみならず、めまいや頭痛、動悸、肩凝りなどを伴う自律神経失調症状や睡眠障害、不安、気分の落ち込みによるうつ病、イライラなどといった精神症状が現れることも多い。罹患すると生活のリズムが狂い、QOLの著しい低下と経済損失がもたらされることから近年では重視される疾患である。致死的な疾患ではないが、有病率は10-20%ほどと高い。
以上のように20~40台に人の罹患が多く、だいたい10%の人はこの病気に苦しんでいるようです。一般的に「便秘型」「ガス型」の二種類あります。
原因はストレスである、ということはどの病院に行っても言われたことです。
私の症状について
腹部膨満感
まず私の症状について解説します。
1番しんどかったのは圧倒的腹部膨満感です。
破裂するのではないかというほど不自然な張り方をしていました。
腸内にガスが溜まって学校の授業はまるで集中できませんでした。
起床直後や就寝直前など、特に症状がひどかったです。
過敏性腸症候群には一般的に「ガス型」「便秘型」があると先述していましたが、私はこの症状が一番ひどかったためガス型だと考えています。
おなかの音
なんとも説明しづらいのですが、お腹からぎゅるるるといったそこそこの爆音、少なくとも空腹時のお腹の音よりも大きい音が、自在に出せるようになりました。
私の場合は自在にということで、我慢もできたのですが何分膨満感も相まって、とても苦しかったです。
便秘
便秘状態がひどく、下剤が手放せませんでした。
しかも服用量がどんどん増えていきます。
なぜなら体内の恒常性により、同じ量だけ服用しても楽にならないことがあるからです。
腹部はガスで埋まっているため、さらに便秘となると辛すぎて下剤を飲むしか方法はありませんでした。
呑気症
坑内から空気を大量に飲み込む症状です。
わたしは一時期でしたがげっぷのようなものが絶えず出続けた時期がありました。
ストレス
これは言わずもがなですが、毎日このような状態が続くことによるストレスは半端ではありません。病院に行ってもストレスが原因だから「気にしないこと」が重要だとよくいわれましたが、当時の私にそれは無理難題です。
温泉に母といったことがあるのですが、おなかの調子が悪くずっとトイレでこもっていました。なんでこんなことをしているのか、なんでこんなことをしなくちゃいけないのか、なんで自分だけ苦しいのか考えているうちに悲しくなってしまい、泣き出してしまったことがあります。そのとき自分は病気で異常な状態なんだって、あらためて実感しました。
症状が出た期間は?
私は高校2年生、もうすぐ3年生になりそうな1月の時期に発症しました。
高校2年、高校3年、そして浪人中の12月に寛解を迎えたためほぼ3年間この病気に苦しんでいたことになります。
試した治療法
- 漢方薬
- ガスコン(治療薬)
- 低FODMAP
これらはほとんど効果がなかったのですが、漢方薬は6種類以上飲み続けていました。
飲むと気持ちが楽になったため、1週間に度は漢方外来に通いました。
私は当時18歳未満で、片親であったため1人親の医療保険にとても助かっていました。
あちこちの病院を転々
西洋医へいくのをやめた
それでも治らないため、本当にたくさんの病院へ行きました。
地元の病院、学校近くの病院、都会の大学病院…。
平日学校帰りや平日学校に行く前、休日、時間を見つけては行っていました。しかし不登校になってからは漢方外来にずっと通っていました。
何故ならどこの病院でも、治療法はないといわれ「気にしないこと」が1番だといわれたからです。治療法にすがっているのにこんなことを言われるのは、悲しみや怒りといった感情が沸き上がる原因になるため精神がすり減っていくようで、やめてしまいました。
医師によっては不登校であることなどを何故か説教してくる医師もいました。このときお医者さんは、頭が良くてもなにも解決してくれないし、全然役に立たないと思っていました。
辛辣なようですが、どうしてもよくならない病気を治すために病院を転々としているのに、直してくれないとこんな気持ちにもなります。
漢方外来へ
それからは漢方外来へ行くようになりましたが、なにぶん先生が優しくてとても相性が良かったためにずっとここへ通い続けていました。
西洋医学というのは病気の根源を見つけ、それを排除することで症状を治しますが、東洋医学は全く逆のアプローチをとります。つまり、症状にあった薬を出して体調を見ながら薬を変えていき、最終的に病気を治すというかたちです。
この医学の流れも、わたしにあっていたようで漢方薬をずっと飲み続けていました。
漢方はとても苦いのですが、苦いからこそ治療を頑張っている自分に向き合えるのでが、安心して飲み続けられました。
症状を寛解させた病院
さて、これまで過敏性腸症候群について書いてきましたがこれらの症状が寛解した原因があります。それは過敏性腸症候群で有名な病院へ行ったからです。
そこは久里浜医療センターという病院です。
この病院についてはまた後程詳説して、この記事に引用として乗っけようと思います。
わたしは3~4か月待ちでやっとの思いで行くことができました。
私は以上の通り、過敏性腸症候群がいやでいやで仕方がなくて、直すためにいろいろな病院へ行ってはお金と時間を無駄にしてきました。そんな私にとってこの病院は一縷の希望でありましたから、アクセスが近いかたは是非一度行ってみてください。
直したい病気がある場合は自分の行動が、とても大切です。
どうか本当に治したい方に、この記事がたどり着きますように。