商学部生がRIZAP2020年3月期決算を考える
こんにちは、お疲れ様です。
商学部の課題で減損減益企業についてのレポート課題が出ました。
そこで私はRIZAPの経営活動を見ていきながら、雑記らしく雑多に書き散らしていこうと思います。
6/10の日経新聞にてRIZAPの大幅赤字が報じられました。
社長は減収の理由を評価損(含み損)やコロナウイルスの影響を挙げましたが、本当にそうなのかは分かりかねます。
日本基準とIFRSの違い
特別利益/損失(日本基準)→その他収益/費用(IFRS)
・IFRSでは減損は、営業利益の減益要因に
・M&A費用を営業利益として評価可能
PLの特筆すべき点
販管費98億円の削減
構造改革の進捗の反映か
前期からの業績差異
売上利益
前期比-79億円
・不採算店舗の閉店
・天候不順・台風・消費増税
営業利益
前期比+76億円
・構造改革の進展による収益構造の改善
・継続的販管費削減
・赤字子会社の売却
・新型コロナウイルスによる見通し悪化に伴い、固定資産の保守的評価
減損は外部要因による部分が大きいと決算説明会資料に記してあるが、
本当にそうだろうか?
数字的には厳しいがいち早くテレワークを取り入れた点は評価できる。
M&A経営失敗
・本業とかけ離れた企業買収(M&A)で営業利益のかさ増し
・2016年グループ会社は23社だったが、2019年には75社に
・赤字企業を割安で買収し、経営再建していく戦略だった
・IFRSの会計方法で割安で買ったために発生した負ののれんを、営業利益に計上
・問題が明るみに出て、大幅下方修正されたのが2019年3月
将来予測
本業のボディメイク事業の風当たりも強い
今後も低迷した状況が続きそう