元不登校、現役大学生の雑記

自分の経験則を誰かの生活に役立てられるのではないかと思い、始めさせていただきました。過去の自分のように暗くて辛い生活で悩んでおられる方々の、一助となれば幸いです。リアルをお伝えできるよう心がけています。

元うつ病、不登校の私が考える療養中の過ごし方

こんにちは、お疲れ様です。

今回は元うつ病、かつ不登校だった私が参考にしていた、日々の過ごし方を10段階に分類してお伝えできればと思います。

 

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とにかく医療機関精神科医には休養をとること、を口酸っぱく言われます。しかし毎日休養をとるのもなかなか難しい話ですし、心が休まらない原因があるからこそうつ病不登校になってしまったわけです。

 

それを根本的に解決、もしくは寛解に導くために日々の過ごし方を知っておくことは1つの手だと思っております。全体を通して波が激しく気持ちが安定しないこの時期は大変苦しいと思います。みなさまの一助となることができましたら幸いです。

 

うつ回復の流れと各段階での療養のポイント 
復職をアルバイトやボランティア等に置き換えてみてもいいと思います

 


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ピンクは具体的な生活や症状  水色は療養方法や過ごし方です 

 

 

 

【第一段階】

 
風船が割れる前の張りつめたストレスと戦っている時、糸がぴんと切れました。
急に勉強の能率が落ち、失敗も繰り返しました。
 
服薬、十分な休養・睡眠・食事を心がける。
悩みを信頼できる人や先生や友達に相談すれば出口が見えるかも知れません。
 

【第二段階】

 
糸が切れた段階で何もできません。この時の記憶は曖昧で思い出せません。
学校へ行けなくなりました。制服を着て家を出ては、外で時間をつぶし夕方頃に変える毎日でした。 
かなりの過労と抗うつ剤の作用で朝はなかなか起きれなくなりました。
 
服薬と食事(点滴の時もあり)以外は何もしないこと。
ただ寝るだけでOK。エネルギーをためる復帰へ向けての準備段階です。
 
 

【第三段階】

 
寝たきりの状態で、まだ何もできません。
この頃はいろいろな不安に襲われ、気分が晴れることは全くありませんでした。
 
服薬と食事。焦って何かをしようとしてはいけません。
まだ寝ているだけでOK。いよいよエネルギーをためる段階です。
 
 

【第四段階】

 

相変わらず寝たきりですが規則正しい生活になってきました。 でも布団から出てもボーっとTVを見るくらいでした。

服薬量も固定。3食摂るようにしましょう。 でも無理は絶対にいけません。ここでの無理や焦りは遠回りになるだけです。

わたしはこのころから摂食障害の傾向がみられました。



【第五段階】


ようやく散歩ができたりテレビも楽しんで見れるようになりました。
少し落ち着いたためか学校や受験、勉強のことが気になり始めました。

興味のあることはやってみましょう。ただ無理は禁物です。
自分がどのくら
い出来るか心と身体に相談しながらの生活を。


【第六段階】


電車で少し遠出をしたり、趣味に真剣に取り組んだり、まるで長期休暇を楽しんでいるような毎日でした。

先生と症状を相談しながらちょっとの無理…『小さな頑張り』をしてみましょう。
寝ているだけではうつ病は回復しません。

また、無理をしてでも頑張らないといけないときが必ず来ます。
最近ではデイケア心理療法、リワークなどの施設も増え、利用する人も増加傾向です。
ここまでの段階で服薬量を調整したり薬を変更することはあっても、本格的に減らしていくのはまだまだ先です。

【第七段階】


さて問題の時期です。
この時期を経験せずに回復する人もいますが自分はこの時期が最も大変な時期でした。
問題とは症状に波がでてくることです。

突然憂鬱感に襲われたり、調子の良い日や悪い日があったり、順調なこれまでの回復がウソのような日々が続きました。 いわば躁鬱状態になります。
わたしは不登校だったのですが調子のいい日は登校できましたが(2週間に1度くらい)、調子の悪い日は1日家で泣いていました。
しかし幸運なことに大きかった波も次第に小さくなっていきました。
なぜ波が出たかというと、現実を意識しだしたからです。
登校と受験を真剣に考え始めたせいでした。

先生との綿密な情報交換で乗り切りましょう。
わたしは医療機関、精神科、不登校経験者のブログから情報を得ました。
薬についても見直す時期ですし、取り組んできたことも見直しましょう。
無理はせずに第四段階から第五段階くらいに戻ってもう一度やり直すのも方法のひとつです。
 


【第八段階】


またまた問題のそして重要な時期、つまり学校への復帰です。
学校側と十分に相談し、希望を遠慮せずに言いました。
復帰前のプレッシャーで調子が悪くなり延期することもたびたびありました。

通勤の練習も忘れずに!勤務先近くへ同じ通勤時間帯に同じ服装で行ってみましょう。
現実に直面するので、憂鬱感や動悸・発汗など心と身体に反応が出てる場合はまだ早いかもしれません。
症状が安定していればいいのですが、この時期に悪化する人が多いので十分に注意しましょう。
悪化が顕著な場合は先生と相談の上で一度、【第六段階】の生活方法に戻ってもいいかも知れません。
          。 

【第九段階】


ようやく登校や勉強を再開しました。登校といっても先生の顔を見に行く程度。卒業するための課題に取り組み始めました。
お仕事の場合は休職明けの場合などは人事部付になって、短時間のリハビリ勤務制度を導入している企業も増えています。

服薬・食事は当然ですが、特に気をつけたいのは睡眠で翌日に疲れを残さないこと。
学校や英での生活で無理をすると、まわりから十分に回復していると思われて負担になる場合があります。
休日や帰宅後のプライベートに気を配り、ゴロゴロするだけでなくリフレッシュできることがあると最高です。
可能なら診察日の間隔を短くしましょう。
生活のリズムが一変しますので細かな体調の変化も先生に伝えましょう。
調子が悪い時はすぐ通院できるように取り計らいましょう。再発の可能性が高い時期ですので万全の体制を。


【第十段階】


ついに仕事に本格復帰、わたしは高校を卒業できました。

浪人となりましたが半年ほど普通の人と変わらない程度に回復することができました。
そのあとも半年ほど退行する時期もあり、勉強から離れたこともありましたが焦らずに親の理解を得ました。
とうとう受験の日までろくに勉強もせず迎えましたが、合格した大学へ登校するようになった途端に良くなりました。
不登校になってから2年の月日をここまでに費やしましました。

いよいよ抗うつ剤を本格的に減らしていきます。
今までのような調整ではなく今後は現状維持か減薬かの選択です。

焦ったり悩んだりする人が多いのですが、社会復帰までに抗うつ剤を飲まないところまで回復する必要はありません 薬を飲みながら、社会復帰できる状態になればいいのです。

 

一般的にうつは再発しやすい病気と言われています。
私は先述の通り高校を卒業して浪人になったとき、半年たった時期で再発しました。
1回目の症状は1年、その後半年間は普通の生活を送り、次の半年間は2回目の症状におそわれました。しかし2回目は1回目よりも、回復するのが早かったです。

まだうつになったばかりの人 療養が長期化している人、また順調に回復している人
思い通り回復せず困っている人、休職中の人、退職した人、様々な人達がうつと闘っています。
この場を訪れてくださった人達の病状が良い方向に向かって行きますように。
 
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なお記事作成にあたってこちらのサイトを参考にしております。

http://www.utu-net.com/